効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■EVが一般電源に

一般社団法人 日本自動車販売協会連合会が発表している「燃料別販売台数(乗用車)」1)を見ると、2020年(1~12月)のEV新車販売台数は約1万5000台となっている。乗用車全体の販売台数が約250万台なので、全体の約0.6%がEV。EVはまだまだ普及途上にある。だが、EVの蓄電池を分散型電源として系統に流す実証試験が神奈川県小田原市で始まったと報じられている。市内のカーシェアリングの電気自動車の蓄電池を利用して、小田原市役所などの電力をまかなう取り組みを始めたということだ。夜中など電力に余裕がある時間帯に電気自動車を充電することで、電力のひっ迫を抑制するということだ。

EVのメーカーは蓄電池を自宅用電源として数日間は使えると宣伝しているところもあるが、それはその住宅の電力消費とのバランスの問題だろう。とはいえ、自分の電気だという意識が高まり、全体としての電力消費は節減されるに違いない。となると、EVは移動手段の領域を超えて、エネルギー効率を上げる効果を持つ分散電源としての性格を強く持つことになる。これからEVが急速に普及すると、地域のマイクログリッドの形成に貢献することになるだろう。

送電系統の管理組織も、EVの充放電を制御できるように、ネットワーク制御を開発するのは確かだと言える。発電事業者がEVの購入に補助金を出すことも考えられる。一般の乗用車は、駐車場に停まっている時間の方がはるかに長いのだから、地域分散電源としての貢献度は高くなるはずだ。

 

 

 

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