効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■インドネシアと石炭

石炭の産出国であるインドネシアは今年、6億9千500万トンの石炭を生産し、その大部分となる5億1千800万トンを輸出する計画のようだ。この数字は過去最大となる。2022年の石炭生産量は6億8千700万トン。輸出量は4億9千400万トンだった。その年の生産目標は6億6千300万トンだったから、目標を上回る生産をしたことになる。この生産量は、炭鉱労働者のストライキや大雨での被害で採掘が出来なかった時期があったにも関わらず出た数字だそうだ。

インドネシアが輸出する石炭の仕向先である、インド、韓国、台湾、フィリピンへは、昨年の輸出が増加したが、最大の輸出対象国である中国への輸出量は低落している。国内消費量は今年2023年には1億7千700万トンと想定され、2022年の1億9千300万トンから少なくなっている。この低落は、国内の石炭火力発電所発電効率を上げて、炭酸ガスの排出量を抑制する施策を実施に移すからだそうだ。

インドネシアの石炭火力発電設備は、同国のエネルギー供給の50%を占めているが、政府は、炭酸ガス排出量を2030年迄に自国で31.89%、輸出先で43.2%削減するという意欲的な目標を掲げている。さらに、2060年にはカーボン排出ネットゼロを達成させるという目標も設定している。

2022年の石炭輸出価格は上昇したが、インドネシア政府は今年の価格はさらに上がることを期待しているらしい。ウクライナ問題がその期待の由来だ。一方、同国が設定している月次の指標価格は昨年10月にピークとなる330.97ドル/トンだったが、この1月には305.21ドル/トンに下がっている。

国際的に石炭に対する風当たりが強くなっているが、インドネシアとしてはその経済力を維持するためには、石炭の世界市場での需要が下がらないことを期待せざるを得ない。締めつけ圧力が高まる可能性があるかも知れないが。

 

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