効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■水素燃料電池スタック市場の拡大

水素燃料電池スタックの市場がこれから急速に拡大するとするレポートがある。それによれば、2022年から2026年にかけて、毎年1,336億ドル、22.3%で拡大するようだ。金学の意味がどれほどの大きさかがピンとこないが、その拡大比率は注目すべきものだ。今後の水素市場と密接な関係があるからだ。

スタックだから、使用される水素が、再エネで水を電気分解したものか、これまでのように天然ガスなどの化石燃料を改質した物か、どの比率が高いかは分からないが、脱炭素のことを考えると大半は前者を想定していると思われる。この場合、水素製造装置が再エネ電源の近くにあるのか、消費する遠隔地の工場、ビル、住宅などに設置されるのかによって、燃料としての水素のコストが変わることになる。後者の場合、遠隔地にある再エネで発電された電力を、送電系統を使って届けることになる。水素の輸送・貯蔵方式も重要な課題だろう。

このレポートは燃料電池自動車向けのセルスタック市場が伸びると考えているようだ。この場合には、水素の輸送コストも考慮に入れなくてはならない。水素を自動車へ注入する場所で作ることもできるが、設備コストを考えると、液体水素輸送車で搬入する方式になるだろう。

レポートには、水素燃料電池スタックの主要メーカーの名前が並べられている。Advent Technologies Holdings Inc., Ballard Power Systems Inc., Cummins Inc., Freudenberg FST GmbH, Horizon Fuel Cell Technologies Pte. Ltd., Nuvera Fuel Cells LLC, Plug Power Inc., PowerCell Sweden AB, Proton Power Systems plc, and Xinyuan Power Co. Ltd.

残念なことに日本のメーカーの名前がない。日本にもメーカーはあるのだが、製造規模が上記のものにかなり劣るのだろう。日本のセルスタックメーカーはどのように対応するのだろうか。

 

 

 

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