効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■液化水素運搬船

オーストラリアで褐炭から製造される水素を冷却液化し、液化水素運搬船で日本に運ぶ計画が前に進んだことが5月24日に報道陣に公開されたことで示された。大手機械メーカーの「川崎重工業」が建造した世界で初めてとなる液化水素を運ぶ運搬船、「すいそふろんてぃあ」。船の写真の船腹にはLH2という標識が示されている。全長は116メートルあり、総トン数は8千トン。1回の航行で燃料電池車およそ1万5000台分の水素を運ぶことができる。この運搬船は来月からまず国内で液化水素を積んだあと、今年度中にはオーストラリアから日本に輸送する実証実験を始める計画になっている。

気体の水素をマイナス253度に冷やして液化し、体積を800分の1にすることで大量に効率よく水素を輸送することを目指しているのだが、この液化水素を受け取る日本側の設備がどれほど準備されるかも課題となる。また、この船を動かし、液化水素の低温を維持するのがディーゼルエンジンなのが残念だが、いまこれに適した水素エンジン、あるいは、水素燃料電池による電動の船にならないと、船自体からの温暖化ガスの排出を防ぐことができない。

オーストラリアからの液化水素輸入には川崎汽船の他に、岩谷産業も含めて全体で7社が参画しているとのこと。これは政府プロジェクトで、当初2020年度に始まる計画だったが、コロナウイルス騒動で遅れたようだ。

水素のコストは、現在の100円/立方メートルは2030年には30円に下げることが想定されているが、さらには、2050年迄に20円以下にすることが期待されている。国内の再エネから作る水素のコストがどれほどになるかも関係するだろう。

ともかく、水素社会に向けた具体的なものが動き始めた。

船は World’s first liquefied hydrogen carrier to be tested by Japanese firms - The Japan News (the-japan-news.com) で見ることができる。

 

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