効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■地中熱を空調に利用

NEDOが、空冷式のエアコンに比べて年間の消費電力量を約50%削減できる地中熱冷暖房システムの製品化に成功したと発表した。現在の空調機は空気を熱源にしているので、寒冷地では暖房モードの効率低下が大きい。

昔建築業界の知人から、地下の温度は一定で、急な変化をしないので、それを空調の熱源に使う方式をどう思うかと聞かれたことを思いだした。その時に答えたのは、理屈ではその通りだが、地中の温度が一定しているところまでどのようにアクセスし、熱容量に十分な熱交換器をどれほど設置すれば良いかがよく分からないから、当分の間実用化は難しいだろうというものだった。

この理屈を商品化したとすれば、どのような方式で地中熱を利用するかについて、地下に埋める熱交換器の開発が中心となる開発対象だろう。報道によれば、熱の利用効率を向上させる独自開発の「熱収支制御ユニット」を採用したとある。地中熱交換器を設置するための掘削費用も従来比で半減できるということだが、掘削は物理的な作業だから、よほど巧妙な設備と工程を開発したのだろう。

2016年度から開発に着手したと言うことだから、可成りながり開発期間を要している。どのような建物に利用できるのか、熱量規模がどれ位か、など、具体的成果は報じられていないが、製品が多少高くても、消費電力量50%削減でかなり補えるだろうから、実商品の紹介が出るのを待つことにする。

 

 

 

家族の一人がやっている猫、鳥、犬などをモデルにした手作り

のご紹介。

https://minne.com/@plusme

https://www.creema.jp/listing?q=plus+me+accessory&active=pc_listing-form