東京ガスがシェルグループからカーボンニュートラルLNG（CNL）を購入したのだが、それをJR東日本ビルディングが使用することになったようだ。カーボンニュートラル都市ガス（CN都市ガス）供給に関する契約を締結し、同施設にCN都市ガスが供給されるが、それによるCO2削減量は、年間約2,800トン（同社発表）。このガスは普通の都市ガスより高いだろうし、量的にも限度があるはず。どの位の年数購入できるのだろうか。
CNLは、天然ガスの採掘から燃焼に至るまでの工程で発生する温室効果ガスとCO2クレジットを相殺することで、燃焼しても地球規模ではCO2が発生しないとみなされる。なお、対象となるCO2クレジットは、信頼性の高い検証機関が世界各地の環境保全プロジェクトにおけるCO2削減効果をCO2クレジットとして認証したもの。
このカーボンクレジットの源は何だろうか。たとえシェルが風力発電を大規模に開発したとしても、これは発電時にCO2を発生させないというだけで、CO2の発生がマイナスになるわけではない。この裏付けは、例えば大規模な植林をしてCO2の吸収量を増やすなどと言うことだろうか。この辺りの理屈を一度調べて見ることにしよう。
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