効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■気候変動に伴う金融リスク

報道によると、世界の約30カ国・地域の金融当局が気候変動に伴う金融リスクの把握に乗り出すということだ。欧州中央銀行(ECB)は2022年に金融機関の財務の健全性を審査する。新興国では中国やロシアが準備を進める。脱炭素への移行はコストがかかるうえに、価値を失う設備や技術がある。融資先の業績悪化が懸念されるため、各国当局は銀行経営に与える影響を点検する。

気候変動リスクを把握するため、金融機関の財務について厳格に調べるストレステスト(健全性審査)に動くのが欧州だ。ECBは22年に実施する。脱炭素への取り組みが進んだり遅れたりする場合などを想定し、個別の銀行経営にどのような影響があるかを調べる。

世界の都市ガス事業を例にとれば、都市ガスを燃料に使用すると必ず温暖化ガスである炭酸ガスが発生する。カリフォルニア州では、新規に建設する建物に都市ガス配管の接続を禁止する自治体まで出ている。天然ガスのパイプラインが埋設資産になるという極端な論もある。

都市ガス事業は今、水素と炭素からメタンを作るメタネーションの技術を開発しようとしているのも、この危機に対応するためだと言える。都市ガスが使われる限り炭酸ガスは発生するが、メタネーションでできたメタンはカーボンニュートラルにすることが可能だから、ガス事業の継続は出来る。

しかし、将来その事業に対する融資などが危険視される可能性もあり、金融事業と密接な情報交換をして、新しい局面に備える必要はあるだろう。

 

 

 

家族の一人がやっている猫、鳥、犬などをモデルにした手作り

のご紹介。

https://minne.com/@plusme

https://www.creema.jp/listing?q=plus+me+accessory&active=pc_listing-form