効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■Ballard社がブランド変更

Ballardは、カナダの著名な燃料電池メーカー。製造しているのは主としてバスやフォークリフトなどの動力として使われる高分子膜電解質形式のもの。この方式のものは、日本ではエネファームという商品名で知られるものに使われているのだが、パナソニックがメーカーだ。また、燃料電池自動車向けにトヨタも自社技術で開発している。ただBallardの燃料電池は、欧米だけでなく、中国にも大量に販売されていて、技術移転もされているようだ。

同社から今日送られてきたメールニュースを見て驚いた。自社の商標ブランドを変更するというものだった。ブランドの変更は何かの意思表明ではあるが、それには大きなコストもかかる。また、そのブランドの変更の程度だが、写真で示すように、全面的な変更というよりも、Ballardという文字のデザインの変更で、なぜこのような行動をとったのか理解できていない。

燃料電池は水素を燃料として発電するのだから、脱炭素社会に向けて大きな貢献をすることは広く認識されている。その認識を覆すようなことが経営方針に起きたのかと思ったが、説明を見ると、一種の決意表明であって、製品そのものが変わるというものではなさそうだ。水素社会の中核となる製品のメーカーであることは、業界のことを少しでも知っている人には自明のことだと思えるのだが。脱炭素社会形成に向けてさらなる努力をするという趣旨は分かるが、ロゴのチョットした変更をこの時期に行う経営社の判断に疑問まで感じている。このプロジェクトブランド(ロゴ)変更が商品の飛躍的売上げ増を社会に伝えるものだとしても、文字の形を少し変えただけだから、あまり説得力はないように思える。

 

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右が新しいロゴ

 

 

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