効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■島根での植樹祭と、大和郡山市の夢名橋プロジェクト

たまたま見ていたテレビで、島根県大田市三瓶山北の原で開催された植樹祭を最初から見ることができた。コロナの関係で出席者も限定され、もっとも重要な天皇陛下皇后陛下のご出席もオンラインでということで、異例の式典となっていた。出席者は両陛下を大きなスクリーンでお迎えし、両陛下はその行事の様子は東京でご覧になり、昭和天皇が植えられた松の木が40年で大木になったのを材木として利用するのを意味するノコギリで切れ目を入れた後、島根で育った幼木をお手植えされ、種まきも御用邸の庭でなさるのがオンラインで見ることもできた。

天皇陛下のご挨拶にも示されたが、樹木は植えるだけではなく、それを適切に育て、伐採し、材木として利用するという流れの繰り返しがなければ、健康な森林にはならないということが、繰り返し述べられるのを聞いていたが、緑の成長と利用のサイクルが重要だということを改めて認識させられた。オンラインという異例の祭典となったために、この準備と当日の進行を担当していた人々は大変な苦労をされたことだろう。来年は滋賀県で行われるようだが、これには両陛下が実際にご出席戴けることを願うばかりでもあった。樹木の生長サイクルが順調に行われることが、地球温暖化対応でも最も重要な自然の役割になるということを肌身に感じさせる行事だった。

もう一つ、これとは無関係のことだが、今日の毎日新聞奈良版の報道記事で、大和郡山市が、11ある市立小学校の6年生らに名称のない橋の名付け親になってもらうプロジェクト「無名橋から夢名橋へ」を始めたことを知った。同市の市道にかかる橋は262あるが、8割は無名橋で、市は今回、名前を付ける候補となる59の橋をピックアップ。市職員が各学校で橋に関する出前授業を行い、その後、各学校で1学期中に名前を決める。市は橋の名前を記したプレートを現地に付け、市のウエブサイトでも検索できるようにするというものだ。

同市の平和小学校では6年生38人が名付け親となる。校区内には水が流れる堀が囲む「稗田の環濠集落」がある。名付ける橋の候補として10の橋が選ばれている。出前授業を受けた生徒達は現地にも足を運んで名前を考え、投票などで名称を決めることになっている。子ども達が大人になった後に、この橋の名前は自分たちで考えたものだと自慢する光景が目に浮かぶ。

植樹にしろ、橋の名前付けにしろ、郷土に根を下ろした人を育てるものだと思わされたのだった。

 

 

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