効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■昨日は74年前廣島に原爆が落とされた日

 昨日はほぼ一日中、廣島に落とされた原爆被害を巡るテレビニュースを見守っていた。戦時中のその頃、自分は岡山にある母の実家に疎開していたが、そのすぐ後に来る敗北の日にラジオから流れる天皇陛下の声はまだ覚えている。米国は原爆投下が戦争を終わらせたと主張するが、既に日本の敗北は時間の問題だったのだから、原爆の性能を確かめたかったのだとする説に同調する自分がある。

 被爆から74回目の「原爆の日」、広島市平和記念公園で「原爆死没者慰霊式・平和祈念式」(平和記念式典)が開かれたが、冒頭の松井広島市長のメッセージは、「おかっぱの頭(ず)から流るる血しぶきに 妹抱きて母は阿修羅(あしゅら)に」という被爆者の短歌を紹介するなど、心を打つものだった。それに対して、安倍首相の言葉には何も心に響くものはなかった。

 関連のテレビ報道に、原発記念館が新しい展示になったことに関連したものがあり、被害者の焼け焦げた衣服などが紹介されていた。自分もここへはだいぶ前に一度訪れたことがあるが、新しく展示された遺品の背景の説明に、て広域無差別攻撃だけしかない原爆に、あらためて恐怖の念を覚えさせられた。もう一度ここを訪れたいと思う。

 一方、原爆開発の副産物としてできたのが原子力発電。これの廃炉処理、特に高度放射性廃棄物の終末処理方式が見出せていないことからすると、人類にとって大きな負の遺産となると思っている。核兵器も核発電も、できるだけ早く地球上からなくする以外に、人間社会の継続性はないと言える。人間には核の後始末をする能力はないのだから。

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