効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■独自の技術力を持つ中国

中国が火星に着陸させた無人探査機「天問1号」から22日、探査車「祝融」が離脱して地表を走行し、探査を開始した。米国に次いでではあるが、これに成功したことは、中国の技術開発が独自のものであることを示している。技術力は最初は模倣力だと言える。だが、模倣も模倣をできる技術力があって初めて可能になる。日本が技術大国になったのも、欧米先進国の製品を輸入して模倣し、そこから独自の技術を育ててきたことによって、技術大国と言われるまでになったのだ。その日本の技術力がいま劣化しつつあるとも言われる。それに代わって中国がこれから技術大国になる可能性が高いことが、今回の無人探査車の離脱成功で示されたのだと思う。

エネルギーの分野で見ても、これから重要性が急激に高くなる風力・太陽光発電では、広大な国土に普及させるために自前の技術・製品を登場させている。エネルギー需要が伸びるのにはまだ追いつけていないために、石炭火力への依存度は高いが、温暖化対応としてカーボンキャプチャー技術を開発中だろう。原発については自国内の需要に対応しながら、輸出も始まっている。国内市場が大きいから、また、多少の欠陥が最初出たとしても、それを克服する社会統制が強い国家構造の中で、急速に改良・改善をすることが可能となる。この辺りが大きく日本と異なるところで、日本のようにすぐ国内市場が飽和することがない。

中国の人口は巨大だから、そこで消費される食料も不足気味となり、輸入依存も大きいが、食料となる生物の増殖技術もこれから開発成果を出すのではないだろうか。これを成功させれば、製品輸出が大幅に伸びることになるだろう。

これらが全て国際的な政治力の源泉となる。それに軍事力が加わるから、これからの中国はどこを怖れる必要もない強国になる可能性が高い。それに対する日本は、次第に国際的存在感を失っていく可能性がある。それを防ぐにはどうするかを国民が考えなければ、亡国とならざるを得ないと思える。

 

 

 

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