効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■米国で風力発電新設量これまでの最大

米国のEIA(エネルギー情報局)がこのほど発表した数字によると、米国は2020年にこれまでで最大の風力発電設置量を実現したようだ。しかもこの年間設置量は、他の発電方式をも凌駕している。その規模は14.2GW(GW=100万キロワット)。これに次ぐ規模の設置がされたのは2012年の13.2GW。税制優遇措置がなくなるとされたために急上昇したようだが、この税制は来年にも継続されると決まったようだから、2021年にも大規模な設置がされるだろう。2020年時点での米国全体の総風力発電設備規模は118GWと膨大なものになっている。

中でも最大の設置規模を持つのはテキサス州で、寒波襲来による広域停電の理由が風力発電の凍結だという情報が日本で流れたが、2020年での総発電量の20%しか占めていないのだから、他の発電設備で十分補える量だ。テキサス州に次いで発電量が多いアイオワ州では、総発電量に占める風力発電からの発電量が58%だから、風力発電量の変動を抑制するのにはアイオワ州の方が苦労しているに違いない。同様に風力発電量が高い州は、カンサス州で43%。

国土の広い米国では、陸上風力発電の拡大余地は大きい。それに加えてこれから洋上風力発電の設置も拡大すると想定されるから、その出力変動をどのように抑制制御して系統を安定化するかの具体的な内容も日本は学ぶ必要があるだろう。

 

 

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