効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■風力発電の出力拡大

 シーメンス・ガメサ・リニューアブルエナジーは、単機出力1万4千キロワットの洋上風力発電機を開発するということだ。従来機と比べて年間発電電力量を約25%向上させることが可能で、2021年をめどに試作機を開発する。24年までには市場投入する見通し。風力発電が普及し始めた頃に、は大規模なものだとされるものでも1,000kWに届かないものだったが、急速に規模を拡大してきている。特に、建設に関わる障壁が低い洋上風力発電の一般化に伴って、数千キロワットをあっという間に越えてしまったという印象が強い。

 GWEC(世界風力エネルギー協会)が最近出したレポートでは、2019年に世界で設置された風力発電設備は、22,893基。その供給をしたのは33事業者で、総発電規模は63GWで、この総規模はこれまでの最大となったようだ。そのトップを占めるのはVestas社で、2019年総規模の18%を獲得している。世界に進出する戦略が効を奏して、40ヶ国以上の設置をしている。シーメンス・ガメサがそれを追ってきて、2番目の設置量を確保している。Goldwindはシーメンスとの競争に負けて順位を落としたが、2019年には年間設置量を19%伸ばして3番目の地位を何とか保っている。中国企業なので、中国政府の推進策があってのものだ。

 三菱重工がVestasと組んで風力発電に力を入れるようになったのは、洋上風力発電がこれから世界的に市場の拡大が続き、また、日本も洋上風力に力を入れ始めたからだろう。日本としては国内メーカーが手がける設備であることによって、メンテサービスなどを短期間で得られるようになることで、陸上、洋上両方の風力発電の普及が進むことが期待される。まだ北海道では陸上風力の適地もあるだけに、今後は規制面の制約をなくすることが望まれるところだ。

 

 

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