効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■永久凍土でガス爆発

天然ガス埋蔵量の多いロシア北極圏ヤマル半島で近年、多数の巨大クレーターが発見されているということだ。気候変動の影響で永久凍土にたまったガスが爆発したとみられるが、開発中のガス田や高圧ガスパイプライン近くにもでき、事故発生の懸念も出ていると報じられている。

これまでにも何回か永久凍土からのガスについての問題を書いてきたが、今回のものは、永久凍土という重しが地球温暖化のために薄くなり、その下に貯まっているメタンガスが大気中に噴出したことによって大穴ができ、そこに水が溜まったということだ。ロシア科学アカデミー石油ガス研究所などが今年2月にオンライン科学誌に発表した研究によると、クレーターは2014年ごろからヤマル半島と隣のギダン半島で永久凍土の隆起した場所に20ほど出現したようだ。

これはメタンが着火して爆発したのではなく、メタンそのものが高圧で噴出したと言うことだから、炭酸ガスの何倍も温暖化効果が高いガスが、そのまま大量に大気中に放出され、その放出がこれからも止まることはないという、見過ごすことの出来ない現象が広い永久凍土地域でおきているということで、これを止めることはできないだろう。

この記事には放出されたガスの量には触れていないが、世界的に取り組まれようとしている地球温暖化対応施策の効果を抹殺してしまうほどの量ではないだろうか。人類が生きていけなくなる地球の時代がすぐ近くに来ていると言えるかも知れない。

 

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