効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

米国のメタンガス排出

天然ガスの主成分であるメタンガスは地球温暖化効果が、いま削減対象の中心になっている二酸化炭素の21倍もある。燃料として使われれば二酸化炭素になるのだが、米国で最近発表された資料によると、牛などの出すゲップやおなら、糞尿、石油や天然ガス採掘や化学プラントからの漏洩などを合算したものが、これまで米国環境保護局が推定していた量より50%多いということが分かったそうだ。この排出量の計算にはいろいろな難しさがあって、断定的には言えないが、想定以上に大きいと分かった排出メタンによって、地球温暖化が予想以上に加速されているかもしれない。そして、米国に留まらず、世界中で同じ状況が見られるとすれば、地球温暖化防止にもこれまでのものに加えて、新しい対応策が導入されなくてはならないかもしれない。