効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■野菜の虫を電磁波で検出

キユーピーは野菜など食品の内部についた虫を人工知能(AI)で取り除く技術開発を進めているということだ。カット野菜など野菜についた虫は工場の製造ラインで一つ一つ目視で取り除くのが一般的で、労力も大きい。農業で生育状況や虫食いを見つけるという話は聞いたことがあるが、食品産業の流れ作業の中でAIを使って虫を取り除くのは初めて知った。理屈としてはそれほど難しいようには思えないが、データを集めるのに時間がかかるのだろう。

「業界全体のインフラとして、各社が共同して取り組むべき課題である」。農林水産省が2019年の7月に公表した「食品製造業における労働力不足克服ビジョン」。ここに異物検出装置の必要性が盛り込まれた。キユーピーが挑むのは、まさに食品業界全体の新たなインフラ作りだ。産業技術総合研究所のとある研究室で、小さなセンサーの上を米粒や米粒を入れた袋が流れる。ここで電磁波を使った新たな異物検出装置の研究が進んでいる。金属基盤にマイクロストリップ導線と呼ばれる伝送線路を取り付けたセンサーに電磁波を流すと、その上を測定物が通った時に電磁波が測定物にぶつかり、電磁波の進む速度や信号の強さなどの伝送特性が変化する。この変化をAIが学習して検知できれば、袋に入ったカット野菜やレタスなどの葉の裏側についた虫も検出できる。ガラス片や金属片も検出が可能だ。

これが円滑に行われるためには、正常な品物がどのような反応をするかについて、膨大なデータを集めておいて、これで作られた正常規準から外れた反応がある場合にそれを取り出すということになるが、正常な物をはじかないように基準データの弾力性が重要となるだろう。このデータは、農業への応用も出来るはずだ。これから野菜工場都心部に出来るようになるが、ここでは、センサーを棚の間を移動させることで、弱ったり虫食いの野菜や果物を見つけることができる筈。これは単純労働を排除することにもなるのだが、単純労働者にこの作業のデータ収集技法を開発させるような方向に向かってほしいものだ。

 

 

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