効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■ロボットの進化

ロボットの定義がどのようなものかを考えると、人間がすることを代行して、しかも、間違いなく効率的にしてくれる動ける機械という感じがするが、その内容が大きく変わってきたと思わせるような行動記事に遭遇した。

イチゴの植物工場ではミツバチに授粉を任せているケースがある。しかしハチは自然界であれば1~2カ月ほど活動するにもかかわらず、植物工場だと1~2週間になる。ハチにとっては重労働となり、短命になるのだろう。ミツバチを短命で終わらせないためでもないだろうが、スタートアップであっるHarvestXは授粉ロボットなどの開発を手掛けており、ロボットとその運用を支援する制御基盤などを含めたサービス「HarvestX」を2023年夏から開始、イチゴの自動栽培を目指していると報じられている。

植物工場の利用・運用は広がってきているが、イチゴの植物工場には課題も存在する。葉物野菜と異なり、イチゴは授粉を必要とする。冒頭で述べたように、植物工場で授粉するハチは短命だ。その理由としては、栄養価が低いイチゴの蜜だけしかハチが得られないことや、太陽光が差し込まない閉鎖環境などが挙げられるという。植物工場はハチにとって過重労働の「ブラック職場」なのだ。しかも植物工場の運営者がハチの死骸を適切に処理できなければ、工場内にカビなどが発生し、イチゴが病気にかかる可能性が出てくる。イチゴに病気がまん延すれば、安定的な供給に悪影響が出る。

そこでHarvestXは授粉での課題解決を目指し、作業ロボット「XV3」を開発し、すでにサービス開始に向けた準備を進めている。HarvestXのサービス開始に向けて23年2月現在、授粉精度向上・収穫の自動化などを狙い、東京大学内の施設、企業の植物工場などで実験を繰り返しているらしい。開発中のロボットは運搬部と作業部に分かれており、それぞれ別のロボットを組み合わせて実現している。

運搬部のロボットは作業者との衝突を避けたり工場内の経路を認識したりするセンサー、イチゴの位置を認識するステレオカメラなどを搭載する。加えて作業部のロボットの動作・データ処理を支える小型コンピューター「NVIDIA Jetson(エヌビディア・ジェットソン)」も備える。作業部は、小型ロボット「DOBOT(ドゥーボット)MG400」を利用。運搬部に最大10台の小型ロボットを固定できる。小型ロボットは、綿毛のような凡天(ぼんてん)が先に付いた棒をロボットアームに持たせて授粉の作業をする。イチゴは自家受粉(同一個体の花粉とめしべで受粉し可食部ができる)であるため、この凡天で花を突くようにすれば授粉が完了する。凡天での接触以外に、花粉を直接吹き付ける方法や、超音波で花を振動させる方法などによって授粉を狙うケースもあるらしい。HarvestXが凡天による接触を選択した理由はまず、花粉を直接噴霧する手法だと花から花粉を収集する手間が生まれるとともに、吹き付けた花粉が工場内に残り衛生的に問題があると考えたためだ。一方で超音波による振動だと、授粉できたかどうかの判断が難しい。授粉精度は収穫量・売上高に直結するため、凡天になったのだとのこと。

授粉時に収集する画像データからイチゴが病気になっていないかどうかの判断、イチゴの自動収穫まで実行できるようにしていくらしい。今後のロードマップとしては、24年度内に自動収穫や栽培支援、25年度内にイチゴ栽培の完全自動化を目指すとしている。

報道記事そのままを紹介したのだが、このような方式はいろいろな方面に利用できる可能性があるように思える。

 

 

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