効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■発電所に野菜工場

化石燃料を使う火力発電所から排出されるCO2の量を削減するための技術開発が推進されているが、いわゆるカーボン・キャプチャーの課題はキャプチャー(捕捉)したCO2をどこに貯留するかにある。捕捉する技術はあるが、それを地下に埋設するとすると、原発の核燃料を処理した高度放射能残留物の地下埋設ほどではないにしろ、常に歪みを貯め込んでいる日本列島で安定的に保留することには地域との関係でも難しい。どうすれば、とよく考えていたのだが、全部を処理するのにこだわらず、少しでも良いから何かに吸収させれば、と考えて思いついたのが、火力発電所に高層野菜工場ビルを建設し、発電所からの排ガスを処理して炭酸ガス成分だけをこの工場に送り、栽培する野菜に適した量の炭酸ガスを流すという方法だ。この場合、炭酸ガスを全量野菜に吸収させるのは無理だろうが、意味のある量を吸収してくれれば、地球温暖化防止に多少でも貢献できるのではないか。工場内の野菜用人工光はLEDによるものにすれば、工場の壁面に太陽光発電パネルを貼り付ければ野菜栽培に必要な量は供給できるだろう。

野菜類は炭酸ガスだけでなく、栄養分を含んだ水の供給も必要だが、栄養分には窒素もあるはずだから、発電所の排ガス成分から回収・合成できないだろうか。

野菜が吸収する炭酸ガスの量が意味のあるレベルであれば、火力発電所のイメージ改善にも貢献できる。発電所には野菜工場ビルを建設する敷地は十分過ぎるほどあるはずだし、吸収量を増やすために、近隣の野菜農家のグリーンハウスに供給することも考えられる。漫画のような考え方だが、このような方式が可能かどうかの検討だけでもしてみる価値はあるように思っている。機会を見て、温室の規模と吸収できる炭酸ガスの量を調べてみることにする。馬鹿げた考えだったという結果になるかも知れないが。

 

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