効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■ダムに浮体式太陽光発電

米国の再生可能エネルギー研究所(NREL)が出したコメントで、水力発電用ダムに浮体式の太陽光発電を設置すれば、世界全体の水力発電用ダムの規模を考えると、膨大な電力を発電出来るというものがあった。日本でも、池に浮かせたPVパネルは幾つも見たことがあるが、大規模水力発電所のダムに設置された浮体式のものは知らなかった。もしこれが世界的に設置され、かつ相互に連系すれば、常時発電出来る太陽光発電になる。世界での連系はなかなか難しいが、新しい容量を追加できるという意味は大きいだろう。

NRELの推計によると、世界で7.6テラワット/年の潜在発電量があるという。日本でもかなりのものが期待できるのではないかと思って、業界をよく知る人に聞いたところ、同様の設備があるが、台風で揺すぶられて、火事が起きたことがあるそうだ。最近の規模の台風を想定しないで浮体式の基礎を作ったのだろう。だが、ダムは河川ほど大きな流れの乱れはないから、対応策さえ十分にしてあれば、事故が頻繁に起こることはないだろう。大規模ダムに国策としてでも浮体式太陽光発電を推進できないだろうか。送電線は既存のものが使えるはずだから,遠方への送電にも問題はない。水力発電とともに炭酸ガスを出さない発電設備が増強されることになる。水中環境を悪くしない程度の規模である必要はあるが。

誰か推進役になってほしい。

 

 

-------------

家族の一人がやっている猫、鳥、犬などをモデルにした手作りアクセサリーのご紹介。

https://minne.com/@plusme

https://www.creema.jp/listing?q=plus+me+accessory&active=pc_listing-form