効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■九州電力が東北地方で地熱開発

日本の地熱潜在量は、アメリカ、インドネシアに次ぐ規模だが、開発量は少ない。九州電力管内に幾つかあるが、その知見を生かしてのことだろうが、このほど、福島県柳津町猿倉嶽周辺地域において、10月末から地熱資源調査を行うと発表した。地元を跳び越えて東北だと言うことにいささか驚かされた。猿倉嶽地域は、過去の国の調査結果から地熱開発に有望な資源が存在する可能性が期待できるため、より詳細な調査を行うという。同社にとって、東北地方での地熱資源調査は初めて。

2020年の7月以降、柳津町をはじめ地元住民への説明を行っており、理解が得られたことから詳細調査に着手するとしている。ここには柳津温泉があるが、源泉源に影響を与えないということに納得したのだろう。2020年度は地下構造を把握するための地表調査を行い、その結果、地熱資源の存在が期待できる地下構造が確認された場合には、地熱資源の確認に向け、地元の理解を得ながら、調査井掘削の準備を進めていく予定だという。

ここにかなりの発電量が期待できる熱源があると分かったら,発電所を建設するのだろうが、その電力は東北電力に売るのだろうか。あるいは、カーボンゼロの電力として九州電力が管内に売るのだろうか。東北と九州では電力の周波数が異なるために,何らかの形で振り替えをしなければならないだろう。

ともあれ、まずは十分な熱源があることを確認する必要があるが、地殻構造を調べて後ボーリング工程に入るのだが、それにどの位の年数がかかるのだろうか。十分な噴気量が確認された段階で発電所の建設をするのだから、実際に発電出来るまでには10年ほどはかかるだろう。東北電力などには仁義を切っているだろうが、うまく協力して地熱開発が進展することが望ましいと感じている。

 

 

-------------

家族の一人がやっている猫、鳥、犬などをモデルにした手作りアクセサリーのご紹介。

https://minne.com/@plusme

https://www.creema.jp/listing?q=plus+me+accessory&active=pc_listing-form