効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■ソーラーシェアリング

福島で小麦と大豆の輪作をしている農家が、ソーラーシェアリングをしている。この農家の活動を支援するNPOが、現状や苦労話をZoomで広く聞いて貰うプロジェクトがあるのを知り、申し込んだ。無料ではなく700円と有料だったが、それへの謝礼として、そこで育った小麦で作った乾麺を送ってくれることになっていた。今日がその日だったが、乾麺は昨日届いたので、最初何の荷物が来たのか分からなかった。ともあれ、今日の午後2時から1時間強の情報提供セッショに参加したが、参加者は30人ほどだったようだ。

写真などを見せて貰い、また、発電量の予測と実際のずれが極めて少なく、ここのケースでは昨年の実績は予測より実発電量の方が若干多い結果になっていた。これは自分が関係しているプロジェクトでもほぼ同じ状況だから、大きなトラブルに見舞われない限り、大きな損失を出すことはなさそうだ。数年前の一期工事の時に、農地法上の手続きに煩わしい手間と時間がかかったそうだ。書類の確認をし、再申請すると1~2ヶ月はすぐかかってしまい、予定通りの設置は難しかったそうだ。FIT価格は一期のそれが、つい最近の二期では大きく下がっている(17円/kWh)。だが、設備費も大きく下がっているために、一期のものと収益性に大きな変化はないとのこと。この実績によって、関心を持つ近隣の農家もでているらしい。

農業本体については、ソーラーシェアリングをしても収穫量や品質には影響していないらしい。ただ、雨がソーラーから落ちるところが特定の場所になるために、そこでは作物の生育に影響は出るらしい。ともあれ、これを話してくださったのは、好奇心の多そうな中年の人達。やはり若手が農村にいなければ、ソーラーシェアリングはできなかったに違いない。

 

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