効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■カリフォルニア州のソーラー取付義務化の影響

カリフォルニア州は、今年から新規建物には全てソーラー(太陽光発電)設備の取付を義務づけることになった。環境改善に向けた同州の意欲を示したものだが、それが住宅設備業界の足を引っ張ることになっていると報じられている。ソーラー取付にはいろいろな認可を取得しないといけないのだが、その数が増えたために認可業務が停滞し、結果として住宅設備の建設数が伸びなくなっているとのことだ。この建設の遅れの原因には、新型コロナウイルスの蔓延によって取り付け職人の数の確保が難しくなっていることも加わっている。

通常の認可手続きでは、全体が終わるのに数か月かかるのが通常のようだ。今回のソーラー取付の義務づけは、これまでの手続きに上乗せされるために、認可を得るまでにこれまでよりかなり長い時間が必要になっている。住宅産業協会のトップも困惑を隠せない状態のようだ。

コロナ騒ぎが起きる前に、あるリサーチ会社が予測していたのは、2024年迄に123~334MWのソーラーが住宅に設置されるだろうと予測していたが、これはかなり送れそうな気配だし、カリフォルニア州が2022年にさらなる規制を導入する方向に向かっているために、この遅れはさらに大きくなると予測されている。この遅れを取り返すには長い年数がかかると考えられている。

日本でも新規建物にはこのような取付義務が課されるようになると予想しているが、米国の経験を学んで、建設業界を疲弊させないような配慮が必要だろう。

 

 

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