効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■両面発電の太陽電池を屋根に採用した「カーポート」

ネクスエナジー・アンド・リソース(長野県駒ヶ根市)は8月20日、両面発電モジュールを採用したカーポート「Dulight(デュライト)」を販売開始したと報じられている。同製品は、両面発電モジュールを採用した屋根建材一体型カーポートで、モジュール両面で発電が行えるため、片面モジュールに比べて実発電量が上昇するとともに、太陽電池モジュール自体がカーポートの屋根そのものとなることで、従来工法の屋根材や屋根材設置工事のコスト削減にもつながるという。これは必ずしも両面発電出来るものである必要はないが、比較的狭いカーポートの面積を有効利用することになる。同社の宣伝をするつもりはないが、モジュールの重さを想定した強度設計により最大風速38m/s、最大積雪60cmまで対応可能で、システム機器保証15年、両面発電モジュールのリニア出力保証30年の長期保証を実現。また、自立運転機能付のパワーコンディショナ(住宅用)を使用した場合は緊急時に直接電力の供給も可能になるという。

一戸建ての住宅にはほとんどカーポートが付いている。あるいは、建物が撤去された空き地がカーポートに利用されていることも多い。一つ一つの面積は小さいが、それが積み上がると、そこに設置された太陽光発電はメガソーラー級になると想定される。住宅だけでなく、ショッピングセンターなどの広い駐車場もまだ屋根のないところが殆どだろう。これに太陽光発電を載せた屋根を付ければ、発電の効果だけでなく、地上の温度を下げる効果も大きいから、空調設備の電気消費量も減るはずだ。

エネルギー基本計画による再生可能エネルギーの主力電源化の実現に向け、電力供給の在り方は、従来の大規模集約型から、個人や企業が電源を保有する小規模分散型への移行が注目されている。国だけでなく,各自治体も、エネルギーの地産地消に向けた具体的な方策として、カーポートの利用に太陽光発電に上乗せした具体的な補助を考えるべきだろう。

 

 

 

-------------

家族の一人がやっている猫、鳥、犬などをモデルにした手作りアクセサリーのご紹介。

https://minne.com/@plusme

https://www.creema.jp/listing?q=plus+me+accessory&active=pc_listing-form