効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■ユーグレナの事業が拡大し始めた

最近ミドリムシユーグレナ)を大量増殖したものから、バイオ燃料を開発している東大発のベンチャーユーグレナ社のことばかり書いている。この事業が成功して高収益の企業に育ってほしいと願っているからだ。それに新しいものを加えることにする。

ユーグレナ(東京都港区)は8月27日、日本をバイオ燃料先進国にすることを目指す「GREEN OIL JAPAN(グリーンオイルジャパン)」宣言に、新たに2市15社が賛同したと発表したと昨日報じられた。これにより、次世代バイオディーゼル燃料の利用等を通して、コロナ禍でも気候変動対策の継続を目指す賛同企業・団体等の数は、合計27(3市23社1団体)となったようだ。同社の出雲 充社長は、「未曾有の新型コロナウイルス感染症の流行から経済回復を目指すと同時に、グリーンリカバリ―(緑の回復)に取り組むことが、今後子どもたちの未来を守るためにも必要不可欠だと考えている。危機として進行する環境問題解決に向け、賛同企業と共に、バイオ燃料を通してサステナブルな社会の実現を目指していく」とコメントを寄せている。

具体的には、バイオ燃料の原料となる使用済み食用油の回収への協力や、同社のバイオ燃料製造実証プラントで製造する、微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)油脂や使用済み食用油などを主原料とする次世代バイオディーゼル燃料「ユーグレナバイオディーゼル燃料」の普及を進め、「車」や「発電機」などに今後も順次拡大していくということだ。ミドリムシの増殖だけでなく、廃油の回収再利用にまで事業を拡張しているのを具体的には初めて知った。今回、ユーグレナバイオディーゼル燃料を使用等する11社、原料となる使用済み食用油を調達する4社、バイオ燃料の導入・普及に協力する2市が新たに宣言に賛同したことになる。

ユーグレナは、2018年10月31日に日本初のバイオジェット・ディーゼル燃料製造実証プラントを完成した。これを機に、神奈川県横浜市千代田化工建設伊藤忠エネクスいすゞ自動車ANAホールディングスひろしま自動車産学官連携推進会議など1市5社1団体をサポーターとして、「GREEN OIL JAPAN」宣言を発表した。これまでに、1市8社1団体が、同宣言に賛同する。ユーグレナは、2005年に世界で初めて石垣島で微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の食用屋外大量培養技術の確立に成功。石垣島で生産したユーグレナクロレラなどを活用した機能性食品、化粧品等の開発・販売を行うほか、バイオ燃料の生産に向けた研究を行っている。当面はまだ先行投資が続くだろうが、早く利益を継続的に出せる企業となってほしい。

 

 

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