効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■インドの水力発電

 インドからの情報だが、インドの水力発電容量が日本のそれを追い抜いて世界で5番目の大きさになったとのこと。その総容量は50GW(5,000万kW)を越えている。IEAの数字では、世界の水力発電容量の大きさから見ると、最大がカナダ、それに続くのがアメリカ、ブラジル、中国となる。世界全体の水力発電規模は、2019年に1,308 GWとなっているが、その中にはこれから風力・太陽光発電の導入を支援できる揚水発電の導入も進んでいる。50ヶ国で新設が進んできたようだ。世界で2019年に新設されたのは15.6GWで、前年の21.8GWから少なくなっている。前年比1.2%だが、パリ協定で目標とされている数字を実現するには2.0%が必要だとされている。

 昨年に完成した数字が最も高いのはブラジル(4.92GW)で、それに中国(4.17GW)、ラオス(1.89GW)が続いている。世界風力発電協会に拠れば、新型コロナウイルスの影響が進む中で、水力発電の操業の柔軟性が高いことが評価されているようだ。最近の設備には自動化が高度に導入されているために、運転要員がコロナウイルスに感染しても、運転を計画通り継続できるからだ。しかし、今後の新設計画については、世界経済の停滞が影響するのは避けがたいと考えられている。

 日本では敗戦後大量の水力発電所が建設されたが、現在ではほとんど大規模水力発電所の建設できるところはなくなっている。だが、途上国ではこれからも建設が続くだろうが、それが自然環境や農林業に与える影響を回避できるかが大きな課題となる。自然環境に与える影響が小さいのは小水力発電で、世界的にこの分野へ開発の力点が移ることになるだろう。

 

 

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