効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■紫外LEDで新型コロナウイルス不活性化

日亜化学工業は、同社製280nm深紫外LEDを用いた実験で、新型コロナウイルスSARS-CoV-2)の不活化効果を確認したと発表したと報じられている。徳島大学大学院医歯薬学研究部 野間口 雅子教授および 駒 貴明助教が実施したもので、新型コロナウイルスに対して、30秒の紫外線照射で99.99%の不活化効果を確認したという。

新型コロナウイルスに対する代替消毒方法の有効性評価(経済産業省)は、除去効果について99.99%以上の感染価減少率を目安として有効性を判断しているが、感染症防止対策として推奨されている手洗い等の殺菌効果は、「流水で手洗いを行った場合は、15秒で99%程度」「一般的な消毒用アルコール(エタノール濃度77~81%)を用いた場合は、30秒で99.99%」とされているが、流水でより高い除去効果を得るためには十分なもみ洗いが必要であり、また消毒用アルコールを用いる場合は対象物に十分量のアルコールが接触することが必要となり時間や手間を要する。

実証試験の効果で見ると、手間のかかり方が極めて少ない。今回の不活化実験に用いた280nm深紫外LEDと同社が開発中の265nm深紫外LEDとの比較結果は、次のようになっている。

殺菌効果は、280nm品は60%、265nm品は95%であり、280nm品の殺菌効果は約0.6倍(63%)の水準。消費電力についてみると、280nm品は70mW、265nm品は35mWであり、280nm品の光出力は2倍(200%)(光出力は約2Wの電流投入時の出力)。殺菌パワーは、280nm品が265nm品に比べ約1.3倍(127%)に高くなるという。

これで見ると、自分がやっている手洗いやうがいはほとんど効果がないのではないかという感じがする。LEDは小さな結晶体だから、殺菌力を発揮させるのに必要な面積、体積は小さい。これを並べるコストがどれ位かが分からないが、狭いスリットに装着し、そこへ空気をゆっくり流すようにすれば、殆どのウイルスが死滅するのではないか。アルコール消毒と組み合わせることで、非常に有効な殺菌方式を実用化してほしいものだ。

 

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