効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■テレビ会議

 これまで、Skypeを使ってオーストラリアにいる長男家族とお互いに映像を見ながら話をしたことはあったが、仕事で相手の顔を見ながら話をする機会はなかった。たまたまあるエネルギー関係の仕事に加わることになって、送られてきた資料についてこちらの感想を伝えて議論する機会があった。自分は奈良在住だから、本来であればこちらから出かけて、あるいは、先方が京都当たりまで議論をするためにやってくるという形になるはずだった。だが、最近のコロナウイルスの問題も有り、議論のために長距離を動くのはお互いに時間も超すとも無駄なので、テレビ会議をすることになった。それより前に、東京で参加委員が集まって議論する様子を知りたいという希望を伝えたところ、テレビ会議用のアプリをそこが使っていることから登録して貰っていた。それを使って意見交換をしたのが昨日。最初の相互接続に若干の手間がかかったが、一旦接続されると、双方の映像が同じ画面に出るし、PCに入っていれば資料を画面に出してみながらでも議論できる。国内だから時差もなく、お互いに細かいところまでの意見交換を2時間ほどすることができた。

 最近リサーチ会社などが、Webinarというインターネットで画像と音声を送る方式でレポートの解説をするケースが増えている。これは殆ど英語をベースにしたものになるために、日本の顧客向けとしてはあまり歓迎されないのだろうが、この言葉の問題と時差があるのを乗り越えなければ情報収集に大きな欠陥を抱えることになると思っていた。テレビ会議を実際に経験してみると、少なくとも言葉の障壁を低くする方策が考えられなくてはならないと改めて思った。多分音声言語を自動翻訳する技術が広く使えるようになるだろうとは思うが、議論が白熱したときに十分対応出来るようになるのは、まだ先の話だろう。

 とはいえ、コロナウイルス問題から在宅で仕事をするのにテレビ会議方式が広く認識されるようになったのは、一つの余得になったかもしれない。逆に言えば、テレビ会議で仕事が出来るような仕組みやデータの共有システムが社内で定着していなければ、戸惑いばかりになってしまうだろう。実際に体験してみると、息づかいまでもは分からないとはいえ、相互の表情は読み取れるし、数人での対話もできる。これからのビジネス手法としてのちゅうかく技術になるだろうと実感した。コストも時間も移動のエネルギーも小さくなるのも、新しい社会の到来を時間できたと思っている。