電力市場の自由化が、再生可能エネルギーの促進になるのかどうか、自分にはまだよく分からない。今日、自然エネルギー財団が開催した専門家会議に招かれたので出席し、海外から来た人たちも含めての議論を聞かして貰ったが、欧米と日本の電力系統の違いと、政治力学の違いのために、エネルギーの供給構造がどのように代わるのかについて、海外の事例がそのまま参考にはならないということが分かった。電力市場の全面自由化を来月からに控えて、どのような展開になるかがまだ朦朧としている。登録された新電力の数は200を超えたのだが、そのうちどれだけが生き残るだろうか。今日の議論はほとんど太陽光発電を巡ってのものだったので、風力発電に関する海外から来た人の意見を聞く機会がなかったのは残念だった。
