効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■電気自動車の進化

 電気自動車(HV)は蓄電池で電気モーターを回して車輪を回転させて走るのだが、蓄電池の性能が十分ではないために、エンジンでの走行と蓄電池による走行を組み合わせたのがハイブリッド電気自動車。だがエンジンを駆動する燃料が石油系であるために、炭酸ガスを排出するのは避けられない。そこで、エンジンが消費するガソリンなど少ない高効率のエンジンであることが求められる。

日産自動車は2020年度にも多目的スポーツ車SUV)などの大型車で独自技術のハイブ リッド車(HV)を発売するようだ。現在、独自技術の搭載車は中小型車に限られるが、大型車にも品ぞろえを広げる。一般的なHVは速度に応じてエンジンとモーターを使い分ける。一方、日産の主力HVは「eパワー」という独自技術を搭載する。モーターのみで車を動かし、エンジンはモーターを駆動するための電気を発電する機能に特化するタイプだ。このほど発電効率の高い専用エンジンを開発することで、大型車にも独自のHV技術を搭載できるようになった。まず日本で発売し、段階的に中国や欧州にも展開する計画。蓄電池の性能が向上して来たことから、エンジンは発電に専念する。駆動システムがかなり簡素化されるはずだ。

 米国のGMも新しいEVを発売する。全ての車種を蓄電池のみで走るようにすると最近発表している。これまでの蓄電池ではなく、Ultium(ウルチューム)と名付けられた新しい蓄電池で全ての車種にEVを投入するらしい。蓄電池を組み立てる形状が柔軟に変えられることから、車種の大小に合わせて蓄電池の設置がやりやすく、コストも引き下げることができたとしている。コバルトを70%減らし、ニッケルを増やし、アルミニウムを加えた新しい素材を利用して蓄電池の性能も大幅に向上させたようだ。

 蓄電池の放電性能、容量がどの車種にも使えるとすれば、後残るのは充電時間をどれだけ短く出来るかだ。この分野でも商品化が近いものがあるようだから、EVが自動車市場を席巻するようになるかも知れない。燃料電池自動車がどうなるかが気懸かり。

 

 

 

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