効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■アフリカのサブサハラ諸国で再エネ急拡大

 Renewable Energy Worldから毎日のようにメール情報が入ってくるが、今日届いたものの中にアフリカ諸国の再エネ導入に関するものがあった。これは、Bloomberg New Energy Financeの内容を紹介しているが、南アフリカを除くサブサハラ諸国で、再生可能エネルギーの導入が急伸しているようだ。これら諸国で2018年に28億ドルが再エネプロジェクトに投入されたが、この額が前年に比べて6億ドル多いとしている。これは南アフリカを除くサブサハラ諸国で、太陽光、風力による発電コストが大きく下がった結果を示している。南アフリカは電力供給体制が整備されているために、再エネの拡充はそれほど大きくはないようだが、他のサブサハラ諸国では投資が大幅に拡大しているらしい。2021年には、太陽光発電が120万キロワット設置されようとしており、それは2018年の2倍に相当する。

 ただこの地域には送電線が行き渡っていないために、再エネの発電量が増えても、それを他の地域に送ることができないために投資が回収しにくくなることもあるという状況もあるようだ。これを解消するために大規模な送電線を建設することは、この地域の諸国の財政規模の違いから、円滑には進められない状況にある。一つの解決策は、各国の集落単位に太陽光発電と蓄電池で校正されるマイクログリッド設置を推進することだろう。そして、距離が遠くない集落にマイクログリッドが普及してくると、それを系統で繋ぐことによって、電力の相互融通ができることになる。ただ、これが国をまたがる物にまで発展させるのにはいろいろな障害はあるだろう。この障害を少しでも解決するのは、資金と技術の投入ができる日本ではないかと思っている。日本がやらなければ、おそらく中国がその役割を果たす可能性が高い。日本の途上国支援が、もっとも遠い地域であるアフリカに再エネ拡充の形で行われることにならないだろうか。

 いま日本は、効率の高い石炭火力を輸出しようとして顰蹙をかっているが、その脱出に向けてこのアフリカ諸国に目を向けてほしいと思うようになった。太陽光発電を中心にしたマイクログリッドの運用にはある程度の技術を持つ人が現地に必要だが、その育成指導も日本ならできるだろう。

 

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ただこの地域には送電線が行き渡っていないために、再エネの発電量が増えても、それを他の地域に送ることができないために投資が回収しにくくなることもあるという状況もあるようだ。これを解消するために大規模な送電線を建設することは、この地域の諸国の財政規模の違いから、円滑には進められない状況にある。一つの解決策は、各国の集落単位に太陽光発電と蓄電池で校正されるマイクログリッド設置を推進することだろう。そして、距離が遠くない集落にマイクログリッドが普及してくると、それを系統で繋ぐことによって、電力の相互融通ができることになる。ただ、これが国をまたがる物にまで発展させるのにはいろいろな障害はあるだろう。この障害を少しでも解決するのは、資金と技術の投入ができる日本ではないかと思っている。日本がやらなければ、おそらく中国がその役割を果たす可能性が高い。日本の途上国支援が、もっとも遠い地域であるアフリカに再エネ拡充の形で行われることにならないだろうか。

今日本は、効率の高い石炭火力を輸出しようとして顰蹙をかっているが、その脱出に向けてこのアフリカ諸国に目を向けてほしいと思うようになった。太陽光発電を中心にしたマイクログリッドの運用にはある程度の技術を持つ人が現地に必要だが、その育成指導も日本ならできるだろう。

 

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