効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■JRでクレジットカードが使えない事態

 今朝9時頃まで、JR全ての発券機とみどりの窓口でクレジットカードが使えないというIT事故があったようだ。自分も上京の時などには新幹線の切符をみどりの窓口で買うが、現金で購入したことがない。だが、キャッシュレスの時代になって次第に現金を財布に入れて持ち歩かなくなりつつあるいま、これはこれからのIT関連事故として深刻に捉える必要がある。というより、どこでもこれが起こるというつもりでいなければならないということだ。スマホで決済するのがコンビニなどで普及しているが、この情報処理をしているコンピュータシステムにエラーが起きると、全体のシステムを例え二重にしていたとしても、決済ができないことになる。自分の経験からいっても、コンピュータシステムを動かすソフトには、プログラムエラーは必ずあると言っても過言ではないのだから、滅多に起こらない処理の過程でエラーが起き、それが全体のシステムを止めてしまうことは十分考えられる。

 電力事業関連でも、電気メーターの情報を新電力に通知するのに、間違ったところにデータを送ってしまったということも報じられている。これは珍しいことではないようだが、その時に個人情報が想定されていないところに送られて、それが悪利用されることもあるだろう。これは悪意で起きたトラブルではないだけに始末が悪い。どのように対応するかを予め決めておくことも難しい。逆に、このような予期しないトラブルだと装って、意図的に社会を混乱に陥らせることも起きるかもしれない。だがその意図を予め想定して対応策をとることは不可能に近い。

 これから地域単位で分散型電源がネットワークでつながったマイクログリッドが普及するだろうが、そのネットワークには必ずバグのあるシステムが使われるだろう。そのバグによってマイクログリッドの制御が止まってしまうとすれば、地域のエネルギー供給が止まる可能性もある。制御システムが止まったときにどのような現象が起きるかは、ある程度シミュレーションは可能ではあろうが、地域単位のブラックアウトが起きるようになると考えている。それに備えた制御を可能にするにはコストもかかるために、結局利用者がリスクを負担しなければならないのだろう。

 

 

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