効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■NEDOが柔軟な関節モジュールを開発

 先ほどNEDOから入ってきたメール情報で知ったことだが、NEDOは、「次世代人工知能・ロボット中核技術開発」に取り組んでおり、今回、中央大学と共同で、人間のやわらかな動きを再現できる関節モジュールを開発したということだ。これまでにも既に人の関節に似た動きをする関節機能を持ったロボットは開発・商品化されていて、人の身体に装着することによって、重量物を持ち上げたり掴んだりするものがあることは知っていたが、今回のものは、空気圧人工筋肉と磁気粘性流体ブレーキで駆動され、人間の関節のように関節を曲げる力の大きさや角度だけでなく粘弾性を変化させることができるため、人との自然な接触や安全な協働作業などが可能となったもののようだ。この成果を身体装着型アシスト装具やリハビリ支援装置などへ応用することを目指している。

 これまでのモーターと減速機によるロボット駆動は、大きな力で正確な動作が可能な反面、物体に衝突した際に停止できず、人間の近くで動作するには危険を伴ったということだ。人間の関節は、構造的に柔軟かつ軽量な筋肉の拮抗配置により駆動されており、この構造によって、関節を曲げる力や角度だけでなく、関節の弾性(やわらかさ)や粘性(速度に対する反力、ダンパ要素)を変えられ、体が物体に当たった時でも関節が倣うように動き、衝撃を和らげることが可能らしい。人間のやわらかな動きを再現できる関節モジュールを開発したもので、開発したシステムは空気圧人工筋肉と磁気粘性流体ブレーキ(MR流体ブレーキ)で駆動され、人間の関節のように関節を曲げる力や角度だけでなく、粘弾性を変化させることができるため、人との自然な接触や、安全な協働作業などが可能となるそうだ。

 紹介されている構造物の写真からは、極めて無骨なものという印象だが、これをセンサーと組み合わせることにより、介護だけでなく、微妙な外科手術やマッサージなどにも使えるかも知れない。

 

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柔軟な関節モジュール

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