効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

太陽光発電の低コスト化

またまたNEDO情報だが、今日の新しい情報として、「太陽光発電が自立して普及するエネルギーになることを目指し、発電コスト低減技術の開発を進めています。本プロジェクトでは、14円/kWhを実現する太陽電池モジュールを2020年までに実用化するとともに、2030年までに7円/kWhを実現する要素技術の確立を目指します。これまでに結晶シリコン太陽電池や化合物太陽電池、ペロブスカイト太陽電池等の開発で、太陽電池の高性能化等において大きな成果をあげてきました。今般、NEDOはこれらの成果をもとに、先端複合技術型シリコン太陽電池の技術開発、超高効率・低コストIII−V化合物太陽電池の技術開発、低コストペロブスカイト太陽電池の技術開発等を実施し、太陽光発電開発戦略(NEDO PV Challenges)※1で掲げる発電コスト目標(2030年までに従来型火力発電を下回る発電コスト7円/kWh)の実現に資する高性能と高信頼性を両立した太陽電池の開発を目指します。」という発表をしている。太陽電池の発電コストは、需要地近くで発電するものだから、送配電に必要なコストは不要となるから、本来他の発電コストとの比較でもその事実は評価されなくてはならない。特に建物の屋根に設置されたものは、そこで消費されるということはもっと一般に示されなくてはならないと思う。確かに系統接続にコストはかかるのだが、その大部分は設置者が負担しているから、電力会社は送電設備の投資を抑制できるはずだ。そのような比較をしたデータを見たいものだ。