効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■神奈川県の公営水力発電事業

 神奈川県の公営水力発電事業がかなり大規模なものであることを知った。公営水力発電は全国に平成22年4月1日現在で25都道府県1市の26事業体があるが、その中でも神奈川県の城山発電所は公営唯一の揚水発電所で、最大出力25万キロワットというから大したものだ。現在は、相模川水系、酒匂川及び早川水系における14の水力発電所に加えて、平成25年と26年にメガソーラーを整備し、運営をおこなっているというから、自治体の電力事業としては群を抜いて規模が大きいのではないか。

 これまでこれらの電力を東電に販売してきたが、このほど、東京電力エナジーパートナー(EP)と神奈川県が保有する11ヵ所の水力発電所を電源とするCO2フリー・地産地消の電気料金プラン「アクアdeパワーかながわ」を設定したということだ。2020年4月から供給を開始する。同プランは、神奈川県内における環境施策の推進に寄与していくことなどを目的に提供される。加入条件は、東京電力EPと特別高圧または高圧で契約している県内の事業者で、使用する全ての電気を同メニューで契約することが必要だ。料金は、約款に記載されている標準料金に環境付加価値分(プレミアム価格)を加算。 徴収された電気料金のうち、この環境付加価値分の収益は、同県の環境施策推進などに活用される。同プランに加入した事業者は、CO2フリーの環境付加価値を含んだ少し高い電気料金を支払うことで、事業活動を変えずに電気の使用に伴うCO2排出量をゼロにすることができ、神奈川県の環境施策の推進にも寄与することとなる。

 2019年12月27日、東京電力EPと神奈川県、同県企業庁の3社は、「アクアdeパワーかながわ」に関する協定を締結している。エネルギーの地産地消のモデルになるものだろう。

 

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