効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■海洋プラスチックごみ

 カナダのバンクーバーで、太平洋東側の海洋プラスチックごみを収集する船が成功裡にゴミを収集して帰ってきたということだ。これを推進した団体は、このゴミをプラスチックに再生する方法を開発しようとしている。そして、この再生プラスチックを販売した収益で収集船を運用する計画だそうだ。昨年の10月からゴミ収集を始めたようで、途中で今年の1月に故障したこともあったが、1年のプロジェクトサイクルが終わったことになる。これから再生方法の検討に入る。

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海洋プラスチックごみ収集船

 再生ではなく、生分解性のプラスチックの開発に成功したのが軽包装資材メーカーの福助工業。海洋でも土壌でも微生物の働きにより生分解するレジ袋を開発したが、これは世界初だそうだ。今回開発した土壌・海洋生分解性レジ袋は、研究機関で生分解性が確認され、現在、TUVオーストリア認証の取得を申請中。同社によると、この認証を受けた海洋分解性単体フィルムはないという。認証の要件は30℃の海水中で6カ月以内に90%以上生分解することだ。使用領域拡大を目指しているが、並行して軟包装に用いられるシーラントの開発にも取り組もうとしている。

 また、同社では地球環境負荷低減に向けて、店舗で回収されたレジ袋を原料に戻し、そのリサイクル原料を最大15%使用したリサイクルレジ袋を製造する循環型システム「レジ袋toレジ袋」に取り組んでいる。世界の需要を想定すると、巨大なプロジェクトになるかもしれない。

 

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