効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■フランスの温暖化対応に向けた動き

 フランスの議会が、商業地区にある新築建物の屋根の一部に太陽光パネルやか樹木を設置することを義務化する法案を可決した。当初の案では住宅も含めた全ての新築物件を対象に緑化するとしたものだったが、議会での反対意見もあって、商用建物にだけ義務づけされたものだという。この場合、建物には、一部の緑化か太陽光パネルの設置かの選択もできるために、かなり緩やかな規制となっている。屋根や屋上が緑化されると、建物内への熱の侵入を削減できるために、空調負荷が小さくなることでエネルギー消費が少なくなる。また屋上にある樹木は炭酸ガスを吸収するから、温暖化対応にもなるし、水を必要とすることから地域の気温を平準化してくれるし、鳥の住まいともなる。

 同様の義務づけをしている所は増えていて、ドイツ、オーストラリアの他にカナダのトロントが2009年に同様の法律を作っているようだ。太陽光パネルは屋根素材に比べると高価ではあるが、発電収入を考慮すると回収は必ずできることから、商業ビルのオーナーには歓迎すべき法律かもしれない。

今日は東京を往復して周辺の建物の屋根を見ていたが、工場の屋根に太陽光パネルが設置されているところが少しずつ増えている印象がある。だが、緑化という方向にはなかなか向かわないだろう。いずれにしろ、工場の屋根スペースの利用は、まだまだだから、日本でもこの種の強制策が必要になると思う。自治体毎に屋根の緑化、太陽光パネルの設置が可能な商用ビルや工場の屋根の調査をしてみる必要があるが、どこかそれに着手しているところはないだろうか。

 

 

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