電気自動車、系統設置用大型蓄電池、住宅用蓄電池などを作っているテスラ社が、ニューヨーク州バッファローの工場で屋根瓦（シングル）の形をした太陽光発電パネルの製造を開始したというニュースが入ってきた。この製造については1年ほど前に発表され、すぐに開始するような感じだったが、やっと始まったという感じだ。電気自動車については生産台数が当初の予定から大きくずれ込んでいるのだが、今回のプロジェクトも生産規模が需要に追いつかない可能性はあるかもしれない。最大の屋根設置型太陽光発電設備の設置事業者であるテスラによれば、古くなった屋根を取り換えようとする消費者にアピールするものだという。どの角度から見ても洋式の屋根瓦そっくりだということだ。従業員の家数軒の屋根に取り付けてテストしていたのだが、ここ数か月の内に設置を開始できるとしている。専門家の推計では、設置コストは2千平方フィートの屋根で従来の瓦に太陽光発電パネル（5ｋW）を載せたもので41,000ドルであるのよりも高くなり、57,000ドルだという。この専門家によれば、屋根へのこだわりがあるオーストラリアなどで人気が出るのではないかということだ。日本の瓦の形をしたものの開発はされているのだろうか。
