効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

三重交通がバスの駐車場に太陽光付き屋根 

三重交通が6月6日、同社の大型バスの駐車場に、太陽光パネル付きの屋根を設置したとの発表をしたと報じられている。この日記でもよく書いているが、駐車場は太陽光発電設置に最適なところが多い。だが、事業本体との関連が少ないためか、固定価格買取制度で収益性が高いのに手を着ける事業者は多くない。地方自治体も大きな駐車場を持つところが多いのに、あまりこの事例を聞かない。三重交通はこれまで平地だった駐車場3カ所に太陽光パネルを屋根として設置し、売電する事業に着手したのだ。大型バスの駐車場に屋根を設置することで、車輌の維持・点検時における作業性向上のほか、車内空調の消費エネルギーを削減できるのだから、これまでやらなかったのが不思議みたいな話だ。四日市営業所に設置した、出力457kWの太陽光発電システムが完成し、6月7日に売電を開始したようだ。売電価格は36円/kWh(税抜き)で、全量を中部電力に売電する。高速道路のパーキングエリアの駐車場や周辺にある建物も最適な設置先だと思うが、この三重交通に続いてほしいものだ。