効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

海峡水流利用の水力発電

10年ほど前になるだろうか、海外から調査にきたリサーチャーに、これから日本で伸びそうな再生可能エネルギーは何かと聞かれた。太陽、風力は一般的なものとして示したが、それに続いて、島が多く、海峡が多い日本の地形的な特徴を利用した海流発電が多く出てくるのではないかと述べたところ、なるほどそうだ、と賛同してくれた。しかし、その後海峡利用の発電は殆ど注目を浴びていない。だが、発電機は水没するために景観の問題も起きず、うまく設置すれば漁業と抵触することもないだろうという考えはまだ捨てていない。潮の干満で起きる早い流れは、予測しやすいし、多く設置すれば可成りの発電規模になると思うのだが、まだ実証試験も満足に行われていない現状に不満を持っている。明石海峡にかかる大橋の根元には流れの速い海流が見られるし、既に構造物があるのだからこれを利用して可能性を具体化できないだろうか。前にも同じことを言ったような気もするが。