効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

燃料電池規模

東京ガスは13日、家庭用燃料電池エネファーム」の累計販売台数が9日付で4万台を突破したと発表した。2009年5月に市場投入してから、4万台を突破したのは同社が初めて。東ガスに次ぐのは大阪ガス大阪ガスは固体酸化物電解質(SOFC)タイプのものも商品化しているが、東ガスは固体高分子電解質(PEFC)1機種だけ。この商品戦略の差はどう解釈すれば良いのだろうか。この間三菱重工が長年開発してきた変電所設置規模のSOFCの商品化計画を示した。これはトヨタタービンを内蔵していて、燃焼せずに残っていた水素を使って発電するコンバインド式の燃料電池だが、コストがどれほど下がるか、日立三菱パワーシステムがどのような開発をするかが興味あるところだ。その他に、三浦工業が住友精密のSOFCスタックを使って5キロワットクラスを2017年に商品化するとしているし、京セラが自社技術で3キロワットクラスを同じ頃に出すらしい。業務用規模の燃料電池が早く市場に出ることを期待している。