効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

三菱重工のSOFC

三菱重工は200kW規模のSOFC(固体酸化物燃料電池)を永年開発していた。高温排熱でタービンを回して発電する方式を使って70パーセントという高効率を出していたが、まだ実証試験段階だった。同社は日立製作所と発電時業を統合させたが、このほど、2017年には事業化する計画を示した。現在東京ガスの研究所で試験運転をしているが、性能として安定した成績を出したのだろう。日本には家庭用のSOFCエネファーム大阪ガスが発売しているが、東京ガスは販売していなかった。今後これを業務用として商品化するつもりかもしれない。先日訪れた燃料電池エクスポで三菱重工の担当者にこの計画について確実度を尋ねてみたら、少し首をかしげていた。まだ難点が残っている様子だが、今後の開発動向を見守りたい。