効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

永久凍土が

昨日放映されたNHKの映像は厳しかった。世界の永久凍土が地球温暖化のために溶け始めていて、中に閉じ込められていたメタンが大気中に放散される量が加速度的に増えているという内容。そういうことがあるという知識としては知っているつもりだったが、その実像をつきつけられると、今後地球温暖化は加速されると思わざるを得なかった。メタンの温暖化効果は炭酸ガスの20倍以上だから、地球表面温度の上昇率は下がることはあり得ない。これまでは、牛のげっぷに含まれるメタンや、沼地からのメタンなどがよく言われていたのだが、永久凍土からのメタン放散はそれより桁違いに大きい。温暖化の原因は人間の社会活動の結果ではなく、地球の循環だとする意見もあるが、それはそれとして温暖化がさらに進むことは確かだ。北極海の氷が溶けて冬でも船の通行ができるようになっているし、南極大陸の氷床も崩壊しつつある。我々の次世代が直面するものは悲惨としか言いようがないかもしれない。救世主は現れるだろうか。