効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■燃料電池の国際動向を知る

午後から東京の東京理科大学神楽坂キャンパスで開催された会合に出席。燃料電池開発情報センターが主催したもので、各国から開発に関わる人達が集まって意見交換をするもの。韓国や中国からも参加している。この会合は明日から東京ビッグサイトで開かれるスマートウイーク・ジャパン2019展示会、特に燃料電池関連の展示もあることから、ここ数年開催されている。参加者は皆明日からの展示会に参加するのだろう。この会合で、長い付き合いをしている英国のリサーチ会社Delta Energy & Environmentから女性リサーチャーが参加するということもあって足を運んだ。また、ドイツの人が、燃料電池駆動の列車について話をすることにも興味があった。

いろいろな話があったが、興味が沸いたのは、中国でメタノールを使った燃料電池や、これを燃料にする自動車などの商用化に力が入っているということだった。だが、メタノールはどうも製鉄所で作られるようだし、メタノールを分解して水素を取り出して燃料電池の燃料に使っても、必ず炭酸ガスは排出されるのはどういうように考えているのが分からなかった。さらに、南アフリカ共和国からの人が説明したことから推察できるのは、燃料電池そのものよりも、その触媒に使われる白金の生産国だということからその市場を拡大するいう意味での取り組みのようだ。ドイツの燃料電池駆動列車の話では、自分が知っている範囲を超えるものはなかった。

明日は東京ビッグサイトで歩き回らなければならないからゆっくり寝ることにする。ホテルは大井町近くだから一本の列車で会場へ行けるのが有り難い。