効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■東京ビッグサイト初日

スマートエネルギーウイーク2019が今日から開催された。これは元々15年前に燃料電池エクスポとして始まったもので、その後、太陽電池風力発電二次電池バイオマス、火力発電、スマートグリッド関連の展示が追加され、今年初めて資源リサイクルExpoが新規に開催されたのだが、エネルギー関連の重要項目が次々に付け加わったことがよく分かる。テーマの拡大に伴って参加企業も、展示を見に来る、あるいは商談をする人達の数も膨れあがっている。今日は初日で登録手続きをする人の長い列ができ、永年の参加実績からVIP招待を受けている自分も、その手続きに30分くらい列に並ばされるような状況だった。

会場に来ている人を見ると、今年は中国などアジアの人が増えている。この事業を始めたリードエグジビション ジャパンの着眼は的確だったと言える。

少なからず感じの悪いことがあった。午前中に水素・燃料電池関連の基調講演を聞いたが、冒頭に登場した経産省の幹部のプレゼンが日本語でされた。これは同時通訳があったから何ら問題となる点はないが、スクリーンに映し出された説明が全部日本語で、会場に1000人近く集まっていた人の内おそらく3分の一を占める海外からの参加者にとっては、全く分からなかっただろう。講演の企画をした人の不注意もあるかも知れないが、経産省からの講演者の怠慢を強く感じた。不親切というより、傲慢という印象。

次に登場した中国の水素事業の幹部のスライドは、中国語に英語が併記してあり、同時通訳を聞けばほとんど理解出来る内容だったと大きな差があった。経産省は今回の展示会に海外からの参加者が多いということを全く知らなかったとは思えない。昨年の講演は確か英語のスライドだったから、作成担当が間抜けだったのだろうが、それだけでは済まないものだったという感じがする。

いずれにしろ、午後一杯会場を歩き回ったので疲れ果てている。明日は英国から来た人の案内をしなくてはならない。エネルギーを回復する工夫をしなくてはなるまい。