効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■コージェネレーション・シンポジウム2019

毎年2月に開催されるコージェネレーション・シンポジウムが今日午後東急強の虎ノ門近くにある飯野ホールで開催された。永年の会員ということでご招待を受けたので、自宅を早朝に出て参加したが、350人ほどの人が参加で会場は満杯。最初に幾つかの開発事業がコージェネレーション財団からの表彰をするセレモニーがあった。これに選ばれたプロジェクトを見ると、昔のようにコージェネレーションが電力会社から厄介者扱いされた時代のことを想像することも出来ないほどの存在になっている。

SDGs(持続可能な開発目標)についてかなり詳しい説明があり、それに貢献するプロジェクトが幾つか表彰を受けていた。印象深かったのは、コージェネレーションが、単にエネルギー効率が高く、大気汚染物質の排出が少ないシステムで好ましいという段階から、地域の活性化やスマート化に貢献する中核としての存在になっているということだった。そして、国内でのプロジェクトから、アジア諸国での地域開発にも貢献する実績を出すようになっている。地域との関わりが大きくなってきたために、エネルギーシステムというよりも地域活性化に貢献するシステムの中核となっている。地域住民や地方自治体との関わりも重要になっていて、関係する当事者の数も増えるために、共通の理解を生み出す必要もある。これからコージェネがどのような形で社会基盤を作ることになるか、楽しみではある。