今日のNHKの報じていたことで、これから厳しくなる人手不足への対応策の具体的なものを知り、調理ということまで人手を少なくする方法があることを知った。それは、例えば焼き飯を作るときに、フライパンに乗せたご飯と具を混ぜることができる機械が開発されて実用的に使われているという物だった。また、数種類の野菜を混ぜ合わせて箱に入れ、それを加温装置に挿入すると、一定温度で加熱し、丁度よいタイミングでスイッチが切れて箱が押し出されてくる。味はどうかというと、駆け出しの調理人が手間をかけるよりもずっと早く処理でき、しかも、味は良くなるそうだ。この一連のことにもAIが利用されているらしい。調理のデータを覚え込ませた調理ロボットということになる。もう少しすると、オーダーした人の好みに合わせた温度加減をして調理をするロボットが出来るかも知れない。
今日もスーパーで買い物をしたのだが、そこでは支払いが全て列を出たところにある端末で行うようになっていて、買い物の入力だけを人間がやっていた。買い物の入力も買った人が自分でするように間もなくなるに違いない。面白いことに、支払い端末を使えない、あるいは、使いたくない人のための列が一つだけあったことだ。ワイフはスマホはおろか、携帯を持つことを拒否しているが、そのような人を時代遅れということはできないだろう。ワイフは、自分の行動がデータになる可能性があるのが嫌だと言う。だがその代償として不便さに耐えないと行けない社会になりつつあることも確かだ。コンビニでの支払いもかなり人手をかけないようになっている。現金を使えないお店が出るのも時間の問題だろう。
外国からの労働者を受け入れる施策が拡大しつつあるが、受け入れはできるだけ少なくしないと、また、受け入れた後の教育や指導を入念にやらなければ、日本社会が文化的に分断する可能性もある。それよりもAIロボットで仕事を処理する方がよいのではないかと考えるようになっている。電車の改札に駅員がほとんどいないのは、改札の乗客の出入りが磁気処理装置で管理されているからだ。同様のことが広く行われるだろう。これから10年するとサービスのロボット化が当たり前になるに違いない。