効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

収集プラスチックごみの処理

昨日NHKテレビのプログラムで知ったことだが、中国がプラスチックごみの輸入を禁止したことから、世界のゴミ処理問題が大きくなっているという。何年前のことだったか、関西で各市町村から出るプラスチックごみの処理工場を新設したところ、中国が高くそのゴミを買うために、ほとんど輸出に回ってしまい、その処理工場が遊休設備になってしまったということがあった。映像で見ると、プラスチックごみの分別回収が十分ではないために、その選別に多くの手作業が必要となっている。中国の輸入禁止は突然だったために、中国にごみ処理を依存してきた国の各所で膨大な量のごみが積み上げられている。中国の禁止にも環境対応としての理由があって、再開もまず望めないだろう。とすれば、発生場所で処理できるようにしなければならないが、日本でもプラスチックを奈良市のように分別回収している市町村の数はそれほど多くはないそうだから、全部人手で選別しなくてはならない。その映像を見て、このような分野にこそ、AIを使った個別のごみの認識と、それを取り分けるロボットの応用が必要なのではないかと感じた。人の生活がある限り、ごみが出るのは避けられないとすれば、それを人海戦術で処理する方式から脱却しなければ、既に露呈しつつある問題がさらに大きくなるだろう。生ゴミは肥料などに出来るのだからそれをまず発生段階で分別し、瓶、缶もプラスチックと金属製のものを分離することを徹底させれば、かなり問題は回避できる。だが、その後処理はどうしても残るから、その工程をハイテクによって自動化することを早期に実現することが必要だろう。