効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

地球温暖化

国連の気候変動に関する政府間パネルIPCC)は8日、地球温暖化の影響で早ければ2030年にも産業革命前からの平均気温上昇が1.5度に達し、サンゴ礁の大部分が死滅するなど地球環境の悪化が進むと予測した特別報告書を公表したと報じられている。温暖化対策の国際的な枠組み「パリ協定」で目標とした2度上昇に比べ、海面上昇のリスクにさらされる人々を1000万人ほど減らせるなど、1.5度上昇に抑えることで被害を軽減できる可能性も示している。地球温暖化とよく言われるが、本来の考え方では平均気温は高くなるが、均等ではなく、気候としては寒くなるところもある。最近の天候を肌で感じるところでは、気候変動という方があたっている感じがする。気温上昇を1.5度に抑えるために、人為的な二酸化炭素(CO2)の排出量を10年比で30年には45%減らし、50年ごろには実質ゼロにする「脱炭素化」の必要性を強く指摘しているが、それでも一時的には1.5度を超える可能性があるものの、積極的な植林やCO2の地下貯留技術などで、温度上昇を抑制することも可能だとしている。気候条件が変化すると、移動ができない植物などは繁殖できなくなり、それに依存している生物も生きていけなくなる。移動できる生物はある程度は対応できるだろうが、そのような環境に生きる人間がどのような影響を受けるか、必ずしも明らかだとは言えないだろう。CO2の排出抑制に大きく影響するのは今後経済が拡大してエネルギー消費が急速に増える、中国やインドとその周辺諸国、さらにはアフリカ諸国がどのように対応するか、それを先進国がどのように支援するかもさらに重要となるだろ。再生可能エネルギーからの電力の比率を世界的に高くすることが必要だ。知恵を集めなければなるまい。