効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

インテックス大阪へ

気持ちの良い天候の中を、インテックス大阪まで足を延ばした。奈良から大阪港の近くにある展示会場までだから、一回の乗り換えだけで済むのだが1時間以上かかり昼過ぎに着いた。スマートグリッド太陽光発電燃料電池、蓄電池、ネットゼロハウスなど、いまエネルギー業界で見られる最先端の製品やシステムの内容を知ることができる展示会だった。関西でもこのような展示会の規模が年々大きくなってきたのだが、全体を歩き回って、やはり東京ビッグサイトでの展示会に比べると、まだ一歩も二歩も遅れているという実感を持って帰ってきた。燃料電池の実物展示もなかったのは残念だった。その中でテスラモーターが新型の乗用車を2台も展示していたのには、なんとなく意気込みを感じさせられた。
既存の硝子窓を効率の高い複層ガラスの窓に取り換えることのできるシステムを開発したLixil社のコーナーで興味あることを知った。この方式は、既存の窓枠の内側に補助枠を取り付けて、それまでの窓ガラス全部を外し、厚みが増える複層ガラスの窓を取り付けるもので、結構見た感じも良いし手間もかからなさそうだった。だが、買取のマンションの窓にこの方式を用いることが出来るかと尋ねたら、窓の外側は一種の共用部分となるために、それについてマンションの規約がどう扱っているかによって決まるということだった。そして、実務的には可能となるケースが少ないという。独立家屋の場合には、賃貸でも家主の許諾があれば問題はないという。マンションの場合、外観に変化が出るのを禁止する規約が多いのだろう。この場合、窓の内側にもう一組の複層ガラス窓を取り付けざるを得ないが、窓を開けにくくなる難点が出てくるそうだ。古いマンションの熱損失を下げることは難しいということを勉強したのが今日の収穫だった。