効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

強い台風が関西を直撃

昨夜強い台風20号が関西を直撃した。今朝のニュースでは、心配された広域の水害はなかったようだ。自分が住む奈良県北部に位置する奈良市は幸い若干強い風雨だけで済んだのは幸いだった。和歌山県熊野川が氾濫し、奈良県南部や京都などにかなりの被害も出ているようだから、たまたまというところだろう。
驚かされた被害の中に、淡路島の風力発電が根本から折れて完全に倒れてしまったいうものがある。これは、兵庫県淡路島の北部にある北淡震災記念公園にあるもので、過去の災害を忘れないために設置された物が、再度自然の力を認識させる具体的な被害となったものだ。出力は600キロワット、高さが約37メートル。この倒壊が今後の陸上風力発電計画の足を引っ張ることにないことを願うばかり。原因の分析結果を今後に生かして欲しい。
この他に、京都市東山区の大将軍(たいしょうぐん)神社では、境内の高さ約15メートルのモチノキが倒れて拝殿を直撃し、拝殿が倒壊している。モチノキは樹齢数百年といい、ご神体の一つ。根元から折れて拝殿の屋根に倒れており、重みで柱が折れたとみられると報じられている。同神社では昨年10月の台風21号の際も木が倒れて境内の別の建物を直撃、神社はその建物を修復したばかりだったというから、気の毒なことだ。
神戸市兵庫区和田岬で、灯台の頂上部がなくなった。神戸海上保安部が、台風20号による高波でさらわれたとみて調査している。海保によると、コンクリート製の神戸和田岬防波堤灯台(高さ11・5メートル)。台風通過後の24日午前、職員が巡回中に気づいた。頂上部に取り付けていたLED灯器(高さ1・5メートル)や太陽光パネルが土台ごと消え、見つかっていない。
このような台風が再度来ないということは、最近の異常気象を前にすると言えないだろう。この後は穏やかに秋を迎えたいものだ。